ゆにわの梅干しの原料となる青梅を作るのは、和歌山県田辺市の梅農家、花光重一郎さん。
30年前から化学肥料を使わずに特別栽培の梅を作ってこられ、ゆにわの思いに共感してくださっています。
ゆにわの梅干しの原料となる青梅を作るのは、和歌山県田辺市の梅農家、花光重一郎さん。
30年前から化学肥料を使わずに特別栽培の梅を作ってこられ、ゆにわの思いに共感してくださっています。
命を育む土作り
花光さんが何より大切にされているのが「土づくり」。
元気な根ができてこそ、生命力にあふれた葉ができ、みずみずしくて立派な実ができる。
だから、「根作り、葉作り、実作り」のための「土」が大事だと、何度も熱く語られていました。
「人間の力はしれている。だから、大自然の動きにあわせて、それをサポートするのが私の役目なんだよ」
花光さんの畑の土は、綿のようにふわふわで、ほんのり温か。その秘密は、土の中に埋められた「わら」にありました。
重ねたわらの上に土をかぶせることで、地中に酸素が含まれ、ちょうどいい湿度と温度が保たれ、微生物の働きを活発にするのです。
すると木の根にたくさんの栄養が運ばれ、本当に美味しい梅の実が育ちます。
100万粒を手摘みで収穫
そうして元気に育った梅の実を、花光さんは一粒ずつ丁寧に、手積みで収穫されています。
地面に落ちた梅の実を機械で集めるのが一般的ですが、花光さんは、虫が付かないようにするために手間暇を惜しみません。
1.3ヘクタールもの膨大な梅畑で取れる梅は毎年100万粒以上。
ここまでこだわるのは本当に大変なことです。
しかし、花光さんは、「ゆにわさんの梅干しを育てるようになってから、人生にハリが出てきたんだ。梅は嘘をつかないから。私も梅に対して、そんな風に正直に向き合っていきたい」と、目を輝かせます。